【税務調査のことは税理士へ】税務調査に新型コロナの影響は出てる?
新型コロナによる調査への影響
新型コロナが猛威をふるっていますが、税務調査にはどのような影響があるのでしょうか。結論から申し上げると、ほとんどの税務署において新規の税務調査は行っていないようです。
新型コロナが流行する以前に事前通知を行っている企業であれば、調査に応じられた場合のみ税務調査を再開しています。しかし税務調査は調査官と税理士、経理担当、経営者が長時間密の状態で介することになるため、避けられているというのが現状です。
一時中止と再会
先述した通り、新規の税務調査は行われていません。それでは事前に通知されていた企業や途中まで進行していた企業はどうなのでしょうか。こちらは一時中止や場合によっては調査再開といった手段がとられているようです。
緊急事態宣言が出た頃は、たとえ調査中であっても一時中止とされていました。しかし状況がある程度落ち着いてくると、企業の合意のもとで調査を再開するというケースも出てきました。とはいえ、まだあまり積極的な調査は行われていないようです。
今後の調査の予想
新型コロナの罹患者が急増している現在、税務調査をおこなうというのは難しいでしょう。調査が再開された企業であっても、いつまた一時中止になるかはわかりません。
これまでの様子を見る限り、通常通りの税務調査が行われるようになるまでにはまだまだ時間がかかりそうです。ただし、この状況が長く続くようですと、いつまで経っても税務調査ができません。細心の注意を払い、一部をリモート化して税務調査を再開するという可能性はあるでしょう。