【税務調査のことは税理士がおすすめ】個人事業主が用意しておく書類
総勘定元帳
税務調査を受けるにあたって絶対に必要になるのが総勘定元帳です。これは、会社の会計取引について記録したものであり、調査官はこれを用いておかしな取引や誤った記録がないかをチェックしていきます。
通常の税務調査であれば、過去3年もしくは過去5年にさかのぼって調査がおこなわれますので、5年分の用意をしておく必要があります。なお、税法上では7年間の保管義務があるので、5年より古いものであっても処分をしないように気を付けましょう。
通帳
個人事業主の入出金を最も確実に記録しているものが、事業で使用している通帳です。こちらも過去分から最新のものまで用意しておく必要があります。事業に使用している通帳全てを用意しましょう。
調査官は、通帳取引が正しく総勘定元帳に記録されているか、怪しげな取引がないかという点をチェックします。特に金額の大きいものや取引先が通帳からわからないものについては、調査官から質問を受ける可能性があります。しっかり答えられるようにしましょう。
領収書・請求書
通帳と同じぐらい入出金記録を表している書類が、領収書や請求書です。これらは会計取引をおこなったということを明確に示しているものです。かなりの枚数になりますが、不足のないように用意する必要があります。
調査官は総勘定元帳と領収書・請求書を照らし合わせて、記帳漏れがないか、記帳が正しいかをチェックします。金額だけでなく、使用している勘定科目や記帳日時といった点も見られます。日々正しく記録をすることが大切です。