東京で行われる税務調査の種類|調査の内容と流れ
実地調査
正しく税務申告をしているかどうかチェックするために、来訪して調査することを税務調査と言いますが、調査の種類は大きく分けて任意調査と強制調査の2つとなります。
その中でも任意調査に分類される実地調査は、その名前のとおり、実際に税理士である調査官が現場に赴いて調査をすることです。任意調査となるので、事前に調査日が税務署から通知され、納税者の同意を得たうえで調査が実施されています。
実地調査にもいくつか種類があり、一般調査や反面調査、特別調査、現況調査などに分けられています。
反面調査
反面調査は税務調査の中のひとつですが、納税の対象となる企業の取引先や関連する会社を調べるための調査方法となります。
反面調査の目的としては、対象企業とその取引先においての税務処理が適切に行われているかといった整合性を確かめるためのものです。そのため、税務調査で必ず行われるというものではありません。
しかし、対象となる納税者に対する本調査を行っただけでは実態を把握しきれない場合に、取引先に対して行われています。
銀行調査
銀行調査も実地調査の中のひとつです。反面調査では取引先の売上台帳や売上納品書の控えなどを調べるのですが、代金の決済状況をチェックするために行われる調査が銀行調査です。
銀行も取引先と考えると、銀行調査も反面調査のひとつと考えていいでしょう。この場合は銀行を調べるのではなく、銀行口座(通帳)を調べることになります。
税務調査官には反面調査権が認められているため、取引先を含めて税務調査官が求めるままに情報を開示しなくてはいけません。