【税理士事務所に質問】税務調査の前にするべき準備は何?必要な書類は?
会社の経歴書
税務調査を行う際、最初にチェックされるものが会社の経歴書です。会社の経歴書とは、会社設立の年月日、一定の売上規模到達時期、移転や拡大時期などを記載したものです。特別なフォーマットはないため、自身でまとめる必要があります。
また、会社とは別で、社長自身の経歴を聞かれる可能性も高いです。最終学歴やこれまでの勤め先等をまとめておくと良いでしょう。こちらも特別なフォーマットはなく、わかりやすい形式であればどのようなものでも問題ありません。
会社の組織図
続いて必要なのが会社の組織図です。組織図は社長をトップとし、役員、役職者がうえから並べられ、部や課ごとに社員を配置したものです。税務調査にあたって、最新の組織図が必要になります。
組織図からは、給与を受け取っている人が組織図と一致しているか(実際には存在しない架空人件費がないか)、タイムカード等に記載された人物と一致しているか、みなし役員がいないかなどをチェックされます。人件費関連の確認に、会社の組織図は欠かせないものです。
帳簿関係
税務調査ではなんといっても、仕訳日記帳や総勘定元帳といった帳簿、それから帳簿付けのもとになった領収書や請求書が必要になります。調査官はこれらを用いて、記録に相違がないかの確認を行います。
会計記録や税務申告の正否を見るにあたって、帳簿関係の資料は絶対に欠かすことができません。これらの書類を過去数年分、不足なく用意する必要があります。求められたものがすぐに出せるよう、事前に準備をしておくことが大切です。